ダイエット ゼニカル

ゼニカルは中性脂肪値を下げられるか?

体重が増えたり、お腹回りが気になるということはカロリーの高い食事や
バランスの悪い食事が多いということが考えられます。
そのような食事が続くと気にしなくてはいけないのは外見だけではなく、
体の内側のことも考えなければなりません。

 

まず食生活の乱れで影響が出るのは中性脂肪です。
中性脂肪値が高くなると心臓発作や脳卒中などの命に関わる病気を発症してしまうリスクが高くなります。
通常、脂質は腸で吸収された後に脂肪酸に分解され、中性脂肪として肝臓に運ばれます。
余分と判断された中性脂肪は肝臓などの内臓に蓄えられて皮下脂肪となってしまいます。

 

残念ながらゼニカルには、すでにある皮下脂肪や内臓脂肪を減らすという効果はありません。
しかしゼニカルは、これから摂取する脂肪に対しての抑制効果があります。
脂肪分の多い食事をした場合、摂取した脂肪分の約30%を便と一緒に体外に排出してくれます。
このようにゼニカル自体に中性脂肪の数を下げる働きはありませんが、脂肪の取りすぎを抑えることで、
長期的に使用すると結果的に中性脂肪の数は下がってくるのです。

 

インターネットで、ゼニカル正規品を販売しているサイトもあり、通販で気軽に購入できます。

ゼニカルは一緒にビタミンサプリを服用した方が良い理由

ゼニカルの副作用として最も可能性が高いのは「ビタミン不足」です。
ゼニカル自体はほとんど体内には吸収されないので腎臓や肝臓、
その他の体内の臓器に対してほとんど副作用がないことが確認されています。

 

しかし、ゼニカルは食事による脂肪吸収を阻害する薬です。
そのため、脂溶性ビタミンであるビタミンA・D・E・Kが不足しがちになります。
水溶性ビタミンである、ビタミンB類やビタミンCはゼニカルの影響を受けませんが、
体外に排出されずに脂肪とともに吸収される脂溶性ビタミンは、
脂肪の吸収を阻害するゼニカルの影響を受けるのです。
このため、ゼニカルを服用中はこれらのビタミン不足を補うための
ビタミン剤を同時に飲むのがよいでしょう。

 

不足しがちな栄養素であるビタミン類は、日頃から意識的に摂取することを心がける必要があります。
ゼニカルと一緒に、マルチビタミン剤などのサプリメントを服用することをおすすめします。

ゼニカルとキトサンサプリの脂肪の排泄効果を比較

ゼニカル/ゼニカルジェネリックの有効成分は「オリスタット」で、脂肪吸収阻害薬です。
ゼニカルを経口服用することで、脂肪を体内に蓄積させる酵素(リパーゼ)の働きを阻害します。
食事で摂取した脂分を体内に吸収せず、そのまま便として体外へ排出させることが出来ます。
アメリカなど、80ヶ国以上の国では肥満治療薬として、
医療現場でも使用されている「世界一安全」と言われるダイエット薬です。

 

「キトサンサプリ」は「エビ・カニなど甲殻類の殻」などを有効成分とし、
脂肪の分解・吸収を妨げる効果があるといわれています。
「脂肪の排泄効果」を比較してみますと、便中の脂肪排泄量をゼニカル摂取と
キトサンサプリ摂取で比べたところ、キトサンサプリでは1日あたり平均1.36グラムの脂肪が
排泄されていましたが、ゼニカルでは1日あたり平均16.13gが排出されていました。

 

そもそもキトサンサプリの効果としては、主に便秘などのお腹の調子を整えたり、
コレステロールの吸収を抑えるといった「食物繊維としての効果」はありますが
「脂肪分を吸収して排泄する」という効果は実際には証明されていません。

ゼニカルと小林製薬ナイシトールの脂肪の排泄効果を比較

ナイシトールは、漢方薬を錠剤に仕上げたもので、脂肪を分解燃焼させる効果があり、
肥満症の改善に効果的な薬です。
18種類の生薬を配合した、おなかの脂肪に働きかける漢方製剤です。

 

また、体の水分循環を改善し便通を促す作用もあるため、便秘解消効果もあります。
しかし、あくまでも便秘気味で太っている方に向けた薬なので、
便通の良い方が服用するとお腹が緩くなり過ぎてしまうことがあるようです。

 

ナイシトールは脂肪の分解・燃焼を促進する漢方薬を配合しており
脂質の代謝をあげる効果がありますが、ゼニカルのように摂取した脂肪分の約30%を
直ぐに便として排出するような効果はありません。

 

部分痩せが難しい理由

食事や運動を行なって体重を減らそうとしたとき、
胸から痩せて、おなか回りから太るということをよく耳にします。
これはそのように見えるという錯覚ともいえますが、
生理学的には体脂肪はからだ全体に場所を選ばずにまんべんなく増えていき、
減るときにも全体的に減っていくという性質があるそうです。

 

では「○○に効く運動」や「○○痩せするストレッチ」という文句はどうなのでしょうか?
これについては、運動やストレッチを行なっている部位の筋肉が部分的に引き締まったり、
汗などの水分が抜けることによって細くなるということであり、体脂肪や体重が劇的に落ちる、
痩せてしまうという効果があったわけではないのです。

 

確かに、プロトレーナーやエステ、美容整形などに通って
何らかの対応をしてもらうことで効果が見られることもあるかもしれません。
しかし、これを行なうにはそれなりの費用も必要となることでしょう。
どのようなダイエット方法を行なっても、自分が望むところを部分的に痩せることは
難しいといえるのは確かなようです。